対面人狼からネットの長期人狼にハマった話④

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人狼が下手すぎる問題。

人狼BBSをきっかけに長期人狼を知った私は、ここがワイの戦場やと確信を得るに至ります。

初戦もまあ無事にできたし、これはもういっそ人狼BBS界隈ではちょっとした有名人になるくらいに人狼を極めてやろうと意気込んでいました。

が、ここへ来て大きな壁が立ちはだかります。

・「盤面」が、理解できない…

人狼プレイヤーが使う「盤面」という言葉がありますよね。
上手い人や強気な人が使う印象がありますが、私の脳内では瞬間的にボワ〜ンと将棋盤が現れて、オオカミの絵がついた駒と村人の絵がついた駒が、将棋盤の上でわちゃわちゃ〜と動いて見えます。
見えるだけで何の発展性も生まれてこない、私の苦手な単語です。

いろいろなログを読み漁った結果、とりあえず盤面=事実の確認(陣形、噛み筋、占い結果、霊判定、潜伏の可能性があるかないか)ということかなー、くらいには理解してますが、例えば占い師が2名いてそれぞれ占い先が毎日バラバラなんてことになるともう初日の占い結果なんて忘れてますので、やっぱり苦手です。

・「縄数」が、分からない…

「ここでGJしても縄数増えない」
偶数奇数進行では1GJでも縄が減らない」(※間違えてたので修正)
「最終日は意図的襲撃ミスをすると狼有利な場合がある」

おいおい君たち初心者をからかうと本気にしちゃうから止めてくれたまえと本気で思ってました。
でもなんかみんな納得してるし、そうなんだ…という程度の浅い理解。
どうにも理解ができず長い間苦しみましたが、私独自の解釈を図化すると、

(例:15人村の場合)
15→13→11→9→7→5→3(4)→終了

①初日の参加人数から2をひき、3か4になるまで続ける。
②3か4になったら「終了」と書く。
③各数字と「終了」の間の矢印「→」の数が、最大の縄数である。

例の場合、矢印の数は7つなので、7回の吊り縄があるということになります。

仮に初日夜にGJが起きた時の縄数と比較してみます。
15→13→11→9→7→5→3(4)→終了 縄数:7
15→14→12→10→8→6→4→終了 縄数:7

1GJしても縄数変わらない!不思議!

ちなみに偶数進行(14人村)だとどうでしょうか。
14→12→10→8→6→4→終了 縄数:6
14→13→11→9→7→5→3(4)→終了 縄数:7

増えてるねぇ。

で、どうして最終日に狼が意図的襲撃ミスをするかというと、3人の中から1人の人狼が隠れるよりも、4人の中から1人の人狼が隠れた方が逃げ切りやすいからですよね。

4人の生存者の内、一人でも自分以外に投票してくれれば、狼はその票に合わせるだけで勝率は50%になります。村にとっては最後のチャンスなので3票を合わせたいところですが、2票を揃える必要がある3人の最終日よりも、難易度が高くなります。

これに気がつくまで5年くらいかかりました。やばいよね。

・ガチ勢が、怖い…

ある程度ゲームをすると、いろんな人に会います。
「これが俺の考えた最強の戦術であり、理解できない奴はゲームをする資格すらない」
みたいな人が出てくるともう冷や汗ダラダラです。手汗ぱない。
戦術どころか占い結果も縄数も分からず参加している私は、じっと息を潜めてやり過ごすしかありません。

「勝ちに行ってないやつは狼利だからいない方がいい」
これも手汗ワードです。
勝ちに来たんじゃなくて遊びに来とんのじゃいと叫びたくなりますが、彼らも人狼という遊びを真剣なものとして捉えていることは分かるし、私なんかよりもずっと人狼で苦労してるんだろうなと思うので、グッと我慢します。

でもこういうこと言う人って大抵、役職につけなくてイラついてる村人なので、ログを漁っても黒要素が見当たらず、狼さんが噛んでくれますようにと陰湿に祈るしかありません。

結局、自分は人狼を通した他者との交流が好きな訳で、ひたすらに勝率を上げるために戦うストイックさは持ち合わせていないということが、何となーく分かって来ました。

実際、人狼BBSは半年に1回のペースで参加する程度が脳のキャパ的に限界で、あとはほとんどログを読んだり、戦術論について書かれたサイトを読んだりしながら人狼を楽しんでいました。ハマったとか書いてますけど客観的に見ると普通のライトユーザーでしたすみません。

 

次回、ついに短期人狼に手を出します。

 

(続くよ)